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VOL.28 No.2 '11 /夏  ≪役員より≫ 自動車部品本部・建材本部

「東日本大震災から4ヶ月 緊急省エネ・省資源活動スタート」

自動車部品本部

取締役工場長 国広 憲昭

東日本大震災の発生から4ヶ月余が経過しましたが、被災された方々、不自由な生活をされている方々には心よりお見舞い申し上げます。

 

自動車部品本部ガラス部門は新年度に入り震災の影響で生産が計画の約半分でのスタートでした。休業及び生産調整を余儀なくし、従業員の皆様には不安定な生産活動で大変ご迷惑をお掛けしました。現在は計画の90%程度の生産で順調に回復してきております。しかし、新たにエネルギー不足の問題が発生し、ピーク電力需要抑制効果を得るために土・日曜日に生産、木・金曜日を休日に変更した生産活動への参加、さらに全社各部門による緊急省エネ・省資源活動がスタートしました。

これを進めることによる活動の積み重ねが大きな成果として収益に戻ってくる仕組みです。現在各部門で登録されている項目は電気の節約、部品工廃の削減、コピー用紙の節約、材料のムダ削減、ガソリンの節約、廃却物の分別による資源の再利用等々が取り組み項目でCO2の排出面でもメリットがあると考えます。具体的にどう取り組むのか全員で理解し進め、PDCAのサイクルが廻る活動が大切であり、世界規模の活動に全員の参加を期待します。

「お客様に感動を」

建材本部

取締役建材本部長 二井 敏樹

17903二井敏樹.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像東日本の震災から早くも4ヶ月が経過しました。

未曾有の大震災で津波とほぼ人災とも言える原発事故。これほど自然の猛威と人間の力の限界を見せ付けられた災害はありませんでした。その災害時に感動を与えたことがあります。ディズニーランドです。帰宅困難になったゲストに暖かい食べ物を配布したり、ショップのぬいぐるみを防災頭巾代わりに配布したり、夢の舞台裏である作業通路を開放して安全誘導を実施したり、まさに顧客の安全を最優先に対応したことに多くの感動が生まれています。

今年度の会社方針は「お客様に感動していただける商品を提供する」です。私たちも顧客として満足や感動を得た商品、サービスを体験したことが何回かあるはずです。ランドの事例のように、顧客本位の気配りがなされ期待以上の対応を受ければ、もう一度来店したいとリピーターとなりブランドとして認識するようになるのです。

こうした企業は当然ながら好業績を上げていますし、共通していることは、そこで働く人の満足度が高いということです。仕事を通じて社員ひとり一人が喜びや達成感、感動を得ている組織になっています。こうした組織は個々のパフォーマンスが高まり自主性が高く活力あふれる風土になっています。

我が社も社員が元気で、やる気、根気を持ち、明るく活力ある職場を築き上げることが顧客感動を呼び石﨑ブランドを作る源です。