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VOL.29 No.3 '12 /秋  ≪愚直に実行しよう≫

日本経済の現状は、欧州危機、円高、製造業の海外移転、政局不安、消費税増税等々によりかつてない環境下にあり、全く先の読めないと言っても過言ではないと思います。

一方で、今年は4年に一度の祭典であるオリンピックがロンドンで開催されました。過去最高のメダル数を獲得した日本に感動し、勇気づけられた方も多いかと思います。日本もまだまだ捨てたものではないですね。

その中でも、特に私たちの仕事に参考になることが卓球団体女子で見受けられました。

卓球団体女子で初の銀メダルをもたらした日本ナショナルチームは、目標を「銀メダル狙い」とし(中国とのレベル差が大きすぎる為)、前回の銀メダルのシンガポールと銅メダルの韓国との差を埋めるべく攻略に重点をおいて、4年間真摯に取り組み成果を出しました。

その戦略とは

1.ライバルの研究「現状認識と対策立案」

2.世界ランキングの向上「実行の徹底」

3.メダル獲得に向けた3人のベクトル統一「意思の統一」

の3点です。

的確な現状認識を行い、方向性を明確にする。その方向へ向かう為の数値目標を掲げ、愚直に取組み続ける。如何でしょうか、卓球団体女子が見せてくれた4年間の努力は私達の仕事においても感慨深く、学ぶ点もあり大いに参考になると思います。

さて、今期の課題である「Innovation20への挑戦」の具体化指針による進捗はどうでしょうか?上期も過ぎ、下期に向けて新たな課題、問題も少なからずあると思います。

又、それをどういうふうに解決しようかというアイデアに悩んでおられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

一つの方法ですが、課題、問題を解決する為のアイデアを出すには、職場環境、情報、思考を整理して「あるべき姿」を見つけ出すことにあると思います。そうすることにより創造性の高い、新しいアイデアが見えてきて、問題解決に向けての方向性が明確になるのです。

そして、卓球団体女子にみられる「決めたこと」を「決められた人」が「決められた期限」までに行うことを基本にすれば目標は達成できることと思います。

今期も、まだ半年あると捉えて「Innovation20」を最後までやり遂げ「真のモノづくり企業」に成長し、この厳しい環境の中で生き残っていきましょう。

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 最後になりますが、やはり健康な心と体が大事です。常日頃から十分に留意していきましょう。又、昨年度以来、事故・災害が多発しております。危険予知能力を高めて運転KY・作業前KYを行い、災害を起こさない行動を意識しましょう。ご安全に!!