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10月20日~10月28日の9日間、ひのまる会の欧州研修<ガラス建築(最新&歴史)を巡る研修>が開催されました。
当社から3名、関連会社㈱ウインドウシステムから1名の方が参加し、行き先はドイツ<ゲルセンギルヒェン・ケルン・ボン・デュッセルドルフ・ミュンヘン>、フランス<パリ>です。
参加された方々に「一番印象に残ったこと」について一言コメントをいただきました。
◆欧州の近代建築において、ガラスが非常に重要な役割を担っているという事と、日本以上に省エネ意識が高い。
◆複層ガラスの普及率の違い。やはり省エネに対する意識の違いなのか、国が定める省エネ基準も日本とは開きが あり厳しく、ほとんどの窓ガラスが複層で、バスも複層ガラスだったことには驚きいた。日本での単板ガラス使用の既存住宅の数を考えると、少し遅れているような印象を受ける。
◆使用されているガラスのスケールの大きさや教会のステンドガラスの壮大さには感動した。
~団長総括~
今回は21日の成田出発に先がけ前日午後よりNSGの池内氏によってヨーロッパ(ドイツ・フランス)の最近の建築事情や見学先の建築物についてのオリエンテーションが行われ、視察先のポイントや経済状況についての知識・情報を得ての出発となった。
21日~26日の間のドイツ・フランスは異常気象で、晴天に加え汗ばむ陽気となったが、終盤の2日間は一気に冬将軍が襲来して霙(みぞれ)に寒風吹きすさぶ激しい天候の変化となった。
ご承知の通り、最近のヨーロッパはいずれの国も経済状況が思わしくなく、新しいビルの建設はほとんどないということだが、ガラス先進国のヨーロッパだけに、視察先の建築物のガラスの使い方・デザインは斬新さだけではなく、機能を十分活かしたものであることが参加者によく理解されたのではないかと思う。
2年に1度開催されるグラステック(ガラス建築建材展)は、1日ではとても回りきれない規模で、世界中のガラス加工設備や治具が展示され盛況であった。しかし、近年の経済状況を反映してか目新しい設備は少なく、多くの設備が使いやすさや加工機能を改善改良したものが多く見られた。
今回の研修は、北は北海道から南は九州までひのまる会&NSG10社16名の参加者となったが、視察とは別に1週間の同行によって普段接する機会のない人との交流が深まり、仕事上の情報交換や悩みなどを話すことで、今後の仕事における人脈が広がったことが参加者の大きな成果であると思われる。
取締役建材副本部長 井上 純一