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2016年4月よりスタートした第10次中期経営計画は、創業100周年を迎える2018年に向けた3年間の活動であり、経営環境が大きく変化する中、更なる飛躍のための仕込みの期と位置付けています。(図1参照)
企業活動は、お客様の信頼なくては継続できません。ひとり一人の行動が常にお客様志向であることが必要です。お客様のニーズを満足させる商品(品質)を全員参画により実現すること目指す・・・その趣旨を表しているのが、第10次中計の呼称である『3PIC作戦2018 (Product, Process, Person, Innovation for Customer)』です。
1つめのP(Product)は『商品・サービス革新』です。自動車部品本部では、次世代商品群の開発を進めており、石﨑本店らしい超軽量、コンパクト、長寿命の商品を高品質・低コストで実現することを目指します。生産拠点に関しては、グローバルな展開を加速させ現地化を更に進めます。また、建材本部では、省エネ・エコ・環境に対応した快適空間を提供するため、窓・壁の技術提案・施工品質・施工技術を進化させ、シェア拡大につなげて行きます。
2つめのP(Process)は『業務プロセス革新』です。全ての領域において、お客様の要求に最短のリードタイムで、柔軟に対応できる企業体質を目指し、『石﨑本店生産方式』の構築によるロスのない業務プロセスを全ての領域で実現します。また、総務本部がリードし、コーポレートガバナンスの強化を図り、意思決定プロセスを整理してまいります。
これらの実現に不可欠なのが、3つめのP(Person)である『人材』です。Innvation20の活動が定着し、各現場では個々の意識が変わり変革が起きていると感じています。更なる変革を起こし大きな力とするため、『お客様品質の実現』に向けて、全員が一丸となってチャレンジし、最後までやり切ることを徹底させます。攻撃は最大の防御であると言われるように、守りの姿勢から攻めに転じ、積極的に活動する人財と組織をつくり上げます。我々を取り巻く環境は大きく変化しています。今年に入り風向きは大きく変わり、アゲンストの風が強く吹いています。このような時こそ、商品・企業活動の質が大きく問われます。
『石﨑本店生産方式』を進化させ、石﨑本店ブランドを築き上げ、お客様満足度NO,1を勝ち取るとともに、従業員満足度 NO,1 を実現することを目指し、皆で努力して行きましょう。
代表取締役副社長 前原日出明
『図1』