２０１６年４月より第１０次中期経営計画がスタートしました。また８月には連日４０度近い猛暑の中、オリンピックで多くのメダルを獲得した日本選手の活躍に熱い感動を与えられた夏でした。

　さて、早いもので今年度も半期が経過し「全てはお客様品質を実現するために」をスローガンに３ＰIＣ作戦が展開中です。

　３Ｐの中でも建材本部においては商品そのものでの差別化は難しく、施工、施工管理という業務プロセスのなかで差別化しお客様に感動を与えることが重要です。業界では２０１４年度の建設技能就労者３４３万人が今後１０年間で４割近く減少すると予測されています。その対策としては新規入職者の確保は当然ですが、省力化を目指した現場の施工改善にさらに取り組んでいくことが要求されます。建材事業は屋外での作業が中心で、天候に左右されたり、一品一様生産であるといった特性から生産性向上への取り組みが遅れている業界です。今一度、現場主義に立ち返り、見える化と定量化で現場の実態をつかみ、着工前検討、工法改善、工数削減計画などを全員参加の活動で強力に推進していきましょう。やらされる改善から自発的に取り組む改善へと全員の意識改革をし、顧客から真に必要とされるパートナーを目指して改善活動を盛り上げていきましょう。

　最後に安全第一。無事故、無災害こそ最高の品質です。引き続きご安全に。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　執行役員　建材本部長　二井 敏樹