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第10次中期経営計画は、中計最終年度であり、創業100周年を迎える2018年を起点とする「更なる飛躍」に向けた、基盤強化・仕込みの期と位置づけ活動しています。
第10次中計の基本戦略である、3PIC作戦2018(Product, Process, Person Innovation for Customer)を全員が『チャレンジそしてやり切ろう!』の行動指針に基づき、活動を展開しています。この基本戦略を推し進め目標を達成することで、石﨑本店がお客様との強い絆を持った信頼され続ける企業へと成長することを、必ず実現したいと考えています。
3PIC作戦2018の一つ目の、「Product改革」ですが、建材本部では、快適空間実現に向けた、窓・壁の商品バリエーションを増やし、あらゆる環境に対しても提案可能な品揃えと施工技術・施工品質の向上を進めています。自動車部品本部では、ドライバーの視認性向上に向けた革新的な商品の開発を行い、次世代の車に装着し安全・安心を提供する事が、我々の大きな使命だと考え、取り組みを進めています。
二つ目の、「Process改革」ですが、あらゆる業務を見直し、標準を再定義し、仕事の質向上と効率化を進めています。また、IDI(Ishizaki honten Digital Innovation)を今期より加速させ、システム化による高品質・高効率な業務プロセスを実現します。建材本部では、業務支援システムの導入により、お客様の声を見える化し、クイックリーな対応を可能とする仕組みを構築します。更には、関係者全員参加の施工プロセス改革をスタートし、工期短縮など施工力の強化に取り組みます。自動車部品本部では、バーチャル開発、デジタルファクトリーの実現に向け、シミュレーションソフトの導入とIoT化を進め、手戻りの無い、品質が作り込まれた業務プロセスを実現して行きます。そして経営管理本部を中心に、人事勤怠管理システム、購買システムの一新を図り、業務効率改善を進めています。
三つ目の、「Person改革」では、何事にも臆することなく、現場・現物・現実をしっかりと受け止め、『チャレンジそしてやり切ろう』の行動指針を実践し、着実に成長していることが伺えます。また、グローバル化を急速に展開し、海外において多くの人に活躍してもらい、工場立ち上げや新製品の立ち上げに注力しています。これらを通じて、ひとり一人に力が付き、成長していることを強く感じています。
この第10次中計の3年間で、石﨑本店らしい価値ある商品・サービスをつくり上げ、プロセス改革による見える化・効率化・正確化を実現し、責任をもってやり遂げる人材を育成することで、モノづくり企業としての基盤強化を行ってまいります。
石﨑本店の社是である【和と誠】により、歩み続けた100年。この歴史ある当社を支えていただいているお客様の思いを商品・サービスを通じて、実現し続けて行く事が何よりも大切と考えています。お客様に信頼され続ける強い石﨑本店ブランドをつくり上げるため、全員が一丸となり、明るい未来を切り開いて行きましょう。
代表取締役副社長 前原 日出明