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VOL.38 NO.1 '21/春 <本部方針/経営管理本部>

踏み込み、挑み、やり抜こう。

取締役 執行役員 経営管理本部長 沼岡 弘憲

 昨年度は、誰もが経験した事のない環境下、皆さんの頑張りによって、不急不要な業務や習慣を顕在化し削減できました。また、オンライン会議やテレワーク等の新しい働き方が定着し、当社にとっては成長力を高める好機になったと思います。昨今、多発する災害の他にも、デジタルトランスフォーメーション(DX)への関心、脱炭素化の機運が高まるなど、高速変化する環境の中で、今まで以上の持続可能性の追求や環境配慮が求められています。

そこで、第11次中期経営計画の最終年度となる今年度は、主に2つの施策を実行していきます。一つ目は、「デジタルイノベーションの推進」です。昨年度に実施した業務の改善・改革は道半ばであり、更に深く踏み込んだアプローチが必要となります。スマートな働き方の実現に向け、ITの活用による自動化、電子化に取り組み、業務・プロセスのシンプル化と全体最適化を図ります。

二つ目は、「ESG(E:環境・S:社会・G:ガバナンス)の取組み強化」です。太陽光発電システム導入によるCO2排出量の削減やペーパーレスによる省資源化、障がい者雇用の推進、セキュリティー対策、内部監査制度の構築等、積極的に社会的な課題に取り組んでいきます。

既成概念や前例にとらわれることなく、新しいことに果敢に挑戦し、最後までやり抜きましょう。