我々を取り巻く環境は厳しさを増し、工場の海外移転、国内外での低コスト化等、グローバルでの競争は激化する中で、石﨑本店は生き残りを賭けて闘っています。この戦いがモノづくり革新２０１２「Innovation20への挑戦」です。

Innovationとは本質的な課題を打ち破る革新的な解決策の事です。ブレークスルー（打ち破る）を見出すには、ある課題の表面的な症状に振り回されるのではなく、そうした症状を引き起こしている真の原因を探り当て、ベスト・プラクティス（最も良いもの）等を参考に大胆な発想で転換を行う事が必要です。

業務革新のベースは小集団活動です。皆さん一人ひとりが、現在の仕事を総点検し、やるべき事ができているか、品質・効率を阻害している問題はないか等、問題点を洗い出し、課題を共有化し、改善を進めて行くことが大切です。これにより、業務は維持管理され、日々改善されて行きます。活動のキーワードは「全員参加、ステップアップ、ゼロ指向」です。

もう一つの活動として、現状を打破する個別改善です。目標達成にむけ、品質革新・コスト革新・プロセス革新・人材育成革新活動等、各領域で解決すべきテーマを明確にして、改善スケジュールに沿って進めてください。一つひとつの改善の積み上げが結果目標に大きく影響しますので、活動を進める中で問題があれば、必ずリカバリー策を打ってください。執念をもって努力し、遣りきる事により、新しい世界が見えてきます。解決すべき課題を深く掘り下げて、知恵と工夫により解決する事により、大きな成果に繋がって行きます。

建材・自動車・総務本部で領域は違っても、我々の活動方向は同じですし、モノづくり企業として進化し続ける事が大切です。

これらの活動を通じて、石﨑本店のものづくり革新は着実に進化して行き、石﨑本店生産方式（計画順序生産）IHPS（Ishizaki Honten Production System）が構築できると考えています。営業・開発・生産まで一気通貫で、手戻りのない効率的な仕事を通じて、高品質な商品を常に計画通りにできる・提供できる体質をつくり上げましょう。

結果として、石﨑ブランドは世の中で認知され、お客様から愛される企業へと成長して行きます。　

モノづくりは人づくりです。Innovation20への挑戦により、人が変わり、チームが変わり、そして風土が変わりますし、活気満ちたモノづくり現場を全員の手でつくり上げて行きましょう。